確定申告はいつから?準備すべき書類一覧 ― 中小企業・個人事業主が「慌てない」ための完全ガイド ―サムネイル画像

確定申告はいつから?準備すべき書類一覧

税理士 林遼平

税理士 林遼平

「まだ大丈夫」が一番危ない?確定申告の準備は早めが正解

こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!

「確定申告って、いつから始まるんだっけ?」
「毎年ギリギリになって書類を探している気がする…」

中小企業経営者や個人事業主の方から、毎年よく聞くお悩みです。日々の業務に追われる中で、確定申告の準備まで手が回らないのは無理もありません。しかし、準備の遅れはミス・申告漏れ・税務リスクにつながりやすいのも事実です。

この記事では、

  • 確定申告は「いつから・いつまで」なのか

  • 事前に準備すべき書類一覧

  • 早めに動くことで得られるメリット

を、税務初心者の方にも分かりやすく解説します。
「今年こそ、余裕をもって確定申告を終えたい」そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。

確定申告はいつからいつまで?まず押さえる基本スケジュール

確定申告の期間は原則「2月16日〜3月15日」

所得税の確定申告期間は、原則として
毎年2月16日から3月15日まで と定められています。

ただし、期限日が土日祝にあたる場合は翌営業日が期限となるため、年によって微妙に変動します。最新の情報は、国税庁の公式サイトで必ず確認するようにしましょう。
👉 国税庁|確定申告の期限
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/index.htm

 

令和7年分確定申告の期限は

所得税・贈与税の申告・納付は令和8年3月16日(月)まで

個人事業者の消費税等の申告・納付は令和8年3月31日(火)まで

実は「準備」は前年のうちから始まっている

注意したいのは、確定申告の作業期間=2〜3月ですが、
準備期間は1月以前、場合によっては前年から始まっているという点です。

  • 帳簿付けが後回しになっている

  • 領収書が箱に入ったまま

  • 売上・経費の整理ができていない

この状態で2月を迎えると、一気に負担が増えます。確定申告は「短期決戦」ではなく、「事前準備が9割」と考えることが重要です。

個人事業主・法人で違う?確定申告の考え方

個人事業主の場合|所得税の確定申告が必要

個人事業主の場合、1月1日〜12月31日までの所得をまとめて、所得税の確定申告を行います。
青色申告・白色申告の区分によって、必要書類や控除額が異なる点も注意が必要です。

特に青色申告の場合は、

  • 複式簿記での帳簿作成

  • 貸借対照表・損益計算書の作成

が求められるため、早めの準備が欠かせません。

法人の場合|決算申告=確定申告とは少し違う

法人の場合、「確定申告」というより決算申告を行います。
事業年度終了日の翌日から2か月以内が申告期限となるため、法人ごとにスケジュールが異なります。

「うちは3月決算だから関係ない」と思っていると、

  • 法人税

  • 消費税

  • 地方税

の申告・納付が一気に重なり、資金繰りに影響が出ることもあります。法人こそ、計画的な準備が重要です。

確定申告前に準備すべき書類一覧【保存版】

売上・収入に関する書類

まずは、事業の「収入」を証明する書類です。

  • 請求書・領収書の控え

  • 売上台帳

  • 通帳(事業用口座)

  • クラウド会計の売上データ

売上の計上漏れは、後々の税務調査で指摘されやすいポイントです。入金ベースではなく発生主義で整理できているかも確認しましょう。

経費・支出に関する書類

次に重要なのが経費関連の書類です。

  • 領収書・レシート

  • クレジットカード明細

  • 家賃・水道光熱費の請求書

  • 車両費・通信費の明細

「これは経費になるの?」と迷う支出ほど、証拠書類を残しておくことが大切です。判断に迷う場合は、税理士に相談することで不要な否認リスクを減らせます。

控除・特例に関する書類

節税に直結するのが各種控除書類です。

  • 国民年金・国民健康保険の支払証明書

  • 小規模企業共済の掛金証明書

  • 生命保険料控除証明書

  • 医療費控除の明細

これらは年末〜1月頃に郵送されることが多いため、届いたら必ず保管しておきましょう。

確定申告をスムーズに進める3つのポイント

ポイント① 月次で数字を把握しておく

確定申告直前にまとめて帳簿を作るのは、ミスの元です。
月次で売上・経費を把握しておけば、申告時の作業は大幅に軽減されます。

ポイント② クラウド会計を活用する

freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計を使えば、

  • 銀行・カード連携

  • 自動仕訳

  • リアルタイムでの数字確認

が可能です。確定申告の「面倒」を減らす強力な味方になります。

ポイント③ 不安な場合は早めに専門家へ相談

「これって合っているのかな?」という不安を抱えたまま進めるより、税理士に相談することで

  • 申告漏れ防止

  • 節税の可能性

  • 将来の税務リスク回避

につながります。

よくある質問(Q&A)

Q1. 確定申告の準備はいつから始めるのが理想ですか?

A. 理想は年明けすぐ(1月)、遅くとも2月上旬までには着手したいところです。帳簿整理ができていない場合は、前年中から準備するのがベストです。

Q2. 領収書をなくした場合、経費にできませんか?

A. 原則は難しいですが、クレジットカード明細や出金記録など、支出を証明できる資料があれば認められるケースもあります。判断が分かれるため、専門家への相談をおすすめします。

まとめ|確定申告は「早めの準備」が最大の節税対策

確定申告は、期限内に提出するだけでなく、
正確に・有利に申告することが何より重要です。

そのためには、

  • 申告時期を正しく知る

  • 必要書類を早めに揃える

  • 不安は専門家に相談する

この3つが欠かせません。

税理士法人ビジョン・ナビでは、
「確定申告の準備が不安」
「帳簿が追いついていない」
といった中小企業・個人事業主の方向けに、無料相談を実施しています。

今年の確定申告を“安心して終える”ために、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

税理士 林遼平
執筆者:税理士 林遼平
林 遼平(はやし・りょうへい)税理士登録番号:124948号 税理士法人ビジョン・ナビ代表社員。京都出身。大学在学中に公認会計士試験に合格し、東京の監査法人にて上場企業の監査業務を担当。地元京都に戻り、平成29年より現法人の代表社員に就任。税務・会計に加え、IT導入支援や経営計画、労務対応にも精通。公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士の4資格を保有し、中小企業の経営支援に力を注いでいる。