決算前になると、なぜか“不安な判断”をしていませんか?
こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!
「利益が出そうだから、とりあえず何か経費を使おう」
「税金が高いのは嫌だから、決算前に何とかしたい…」
決算が近づくと、多くの中小企業経営者が同じ悩みを抱えます。
しかしその焦りから行った決算対策が、逆に税務リスクを高めているケースは少なくありません。
この記事では、
-
中小企業が決算対策でやりがちなNG行動
-
なぜそれが問題になるのか
-
正しい決算対策の考え方
を、実務目線で分かりやすく解説します。
「毎年決算が不安」「税務調査が怖い」と感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
NG行動①〜③|「とりあえず」の判断が一番危ない
NG行動① 使う予定のない経費を無理に使う
決算前によくあるのが、
「とにかく利益を減らしたいから、何か買おう」という判断です。
しかし、
-
実際には使わない備品
-
業務に必要性の薄いサービス契約
こうした支出は、税務調査で“必要経費ではない”と否認されるリスクがあります。
節税のつもりが、結果的に税金+加算税を支払うことになりかねません。
NG行動② 私的な支出を経費に混ぜる
家族との食事、プライベートな旅行費用などを、
「仕事のついで」「打合せも兼ねていた」として経費にするのは危険です。
税務署は、
-
誰と
-
何の目的で
-
どんな成果があったか
を具体的に確認します。説明できない経費は、ほぼ確実に否認されます。
NG行動③ 領収書だけ集めて帳簿が伴っていない
「領収書は全部あるから大丈夫」
この考えも要注意です。
帳簿と証憑(領収書・請求書)が一致していなければ、
正しい決算書とは認められません。
決算対策は、帳簿の正確性が大前提です。
NG行動④〜⑥|税務上“アウト”になりやすい判断
NG行動④ 売上の計上を翌期にずらす
「入金が来ていないから、来期の売上でいいですよね?」
この判断は非常に危険です。
税務上、売上は入金ではなく“発生”で計上するのが原則です。
意図的な売上の先送りは、
重加算税の対象になる可能性もあります。
NG行動⑤ 役員報酬を決算直前に変更する
役員報酬は、
-
期首から3か月以内に決定
-
原則、期中変更不可
という厳しいルールがあります。
決算直前の変更は、損金として認められないケースがほとんどです。
NG行動⑥ 減価償却を「なんとなく」で処理する
減価償却は節税に有効ですが、
-
耐用年数の誤り
-
一括経費にできないものを処理
など、判断ミスが多い分野です。
「去年もこうだったから」という処理は、見直しが必要です。
NG行動⑦〜⑨|資金繰り・将来に悪影響を与える対策
NG行動⑦ 節税だけを目的に借入を増やす
「借金をすれば利息が経費になる」という考え方は短絡的です。
借入は、資金繰り・返済計画まで含めて判断すべきものです。
節税のための借入が、
将来の経営を圧迫するケースは少なくありません。
NG行動⑧ 共済・保険を内容を理解せずに加入する
倒産防止共済や法人保険は、確かに節税効果があります。
しかし、
-
解約タイミング
-
将来の課税
を理解せずに加入すると、後で大きな税負担が発生することもあります。
NG行動⑨ 決算直前に税理士へ丸投げする
「もう時間がないので、何とかしてください」
この状態では、できる対策は限られます。
決算対策は、事前の情報共有と計画があって初めて効果を発揮します。
よくある質問(Q&A)
Q1. 決算対策はいつから始めるのが理想ですか?
A. 理想は決算の2〜3か月前です。この時点で利益予測を行えば、合法かつ効果的な対策が可能になります。
Q2. 節税をしないほうが安全ですか?
A. いいえ。問題なのは「間違った節税」です。正しい知識に基づく決算対策は、税務調査でも問題ありません。
まとめ|決算対策は「やること」より「やらないこと」が重要
決算対策では、
✔ 焦って判断しない
✔ ルールを理解せずに動かない
✔ 専門家と事前に相談する
この3点が非常に重要です。
「節税したい」という気持ちが強いほど、
NG行動に陥りやすくなります。
税理士法人ビジョン・ナビでは、
-
決算前の利益シミュレーション
-
正しい決算対策の整理
-
税務調査を見据えた申告サポート
について、無料相談を行っています。
「今年の決算、これで本当に大丈夫?」と少しでも感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。
