経理業務、きちんと把握できていますか?
こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!
「経理は毎月やっているけれど、何が正解か分からない」
「担当者が変わるたびに、やり方も変わってしまう」
「この処理、実は抜け漏れがあるのでは…と不安になる」
中小企業や個人事業主の経営者から、こうした声をよく伺います。
経理業務は一度仕組みを作れば、毎年・毎月“永続的に使える業務”です。
しかし、チェックリストがないまま運用すると、
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人によってやり方が違う
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ミスに気づけない
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経営者が常に不安
という状態になりがちです。
この記事では、経理初心者でも使え、担当者が変わっても使い続けられる「経理業務チェックリスト」を、月次・年次の流れに沿って分かりやすく整理します。
なぜ「経理業務チェックリスト」が必要なのか
経理は「覚える仕事」ではなく「回す仕事」
経理業務は専門性が高いと思われがちですが、
実際は決まった作業の繰り返しです。
チェックリストがあれば、
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経験が浅い担当者でも対応できる
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抜け漏れを防げる
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業務の引き継ぎが楽になる
という大きなメリットがあります。
属人化を防ぎ、経営者の不安を減らす
「〇〇さんしか分からない経理」は、
会社にとって大きなリスクです。
チェックリストは、
経理業務を“会社の資産”に変えるツール
と言っても過言ではありません。
毎月必ず行う経理業務チェックリスト(月次)
日次・随時で確認する項目
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□ 現金・預金の入出金を記帳している
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□ 領収書・請求書を日付順に整理している
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□ プライベート支出が混ざっていない
特に現金取引がある場合、
出納帳との残高確認は重要です。
月次で必ず確認したい項目
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□ 売上・仕入・経費がすべて計上されている
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□ 未払金・未収金を確認している
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□ 月次試算表を作成している
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□ 現預金残高と帳簿残高が一致している
ここまでできていれば、
月次決算の土台は十分です。
定期的に見直すべき経理業務チェックリスト
四半期・半年ごとの確認事項
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□ 勘定科目の使い方が統一されている
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□ 経費の計上ルールが守られている
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□ 税区分(消費税)の入力に誤りがない
処理が自己流になっていないか、
定期的な見直しが重要です。
経理ルールの更新・共有
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□ 経理マニュアルを最新化している
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□ 担当者間でルールを共有している
小さな修正でも、
文書に残すことが「永続的に使える仕組み」につながります。
年次で必ず確認する経理業務チェックリスト
決算前に確認すべきポイント
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□ 売上計上漏れがない
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□ 経費の証憑がそろっている
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□ 固定資産の計上・減価償却を確認
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□ 役員借入金・立替金の残高を整理
決算直前に慌てないためにも、
年次チェックは必須です。
税理士との連携チェック
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□ 試算表をもとに事前相談している
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□ 節税・資金繰りの検討ができている
税理士は「申告のため」だけでなく、
事前相談してこそ価値が高まります。
経理業務チェックリストまとめ(保存版)
永続的に使うための3つのポイント
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作業を「人」ではなく「仕組み」で管理する
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チェックリストは定期的に更新する
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分からない部分は専門家に任せる
この3点を意識することで、
経理業務は驚くほど安定します。
よくある質問(Q&A)
Q1. チェックリストはどこまで細かく作るべきですか?
A. 最初は大まかで問題ありません。運用しながら必要な項目を追加しましょう。
Q2. 経理初心者の担当者でも使えますか?
A. はい。むしろ初心者ほどチェックリストが効果を発揮します。
Q3. 税理士にチェックしてもらうことは可能ですか?
A. 可能です。経理体制全体の見直しとして依頼されるケースも多くあります。
まとめ|チェックリストは「経理の不安をなくす道具」
経理業務のチェックリストは、
一度作れば、何年も使い続けられる会社の財産です。
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経理ミスを減らしたい
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属人化を防ぎたい
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経営に集中できる環境を作りたい
そうお考えの方は、ぜひ
税理士法人ビジョン・ナビの無料相談をご活用ください。
貴社の規模・体制に合わせた
「実際に使える経理チェックリストづくり」を、専門家が丁寧にサポートします。
