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予定納税はいつ払う?2025年カレンダー付き納付スケジュール

税理士 林遼平

税理士 林遼平

こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!
「予定納税って毎年いつ払うの?」「納付期限をうっかり忘れてしまいそう…」と感じている中小企業経営者や個人事業主の方は多いのではないでしょうか。

予定納税は年に数回行う大事な税務手続きですが、正しいスケジュールを把握していないと、延滞税や余計な負担につながることもあります。
本記事では 2025年の予定納税スケジュールをカレンダー形式でご紹介 し、安心して準備できるように整理しました。

予定納税の基本スケジュールとは

所得税の予定納税

所得税の予定納税は、前年の所得に基づいて計算され、次の時期に納付します。

  • 第1期:2025年7月31日(木)

  • 第2期:2025年12月1日(月)

この2回が基本ですが、納付額が15万円以下の場合などは「第1期のみ」となるケースもあります。

消費税の中間納付

消費税については、前課税期間の確定消費税額が48万円を超える場合に対象となります。

  • 法定納期限:令和7年9月1日(月)

さらに大規模法人などの場合は「年3回・年9回納付」になることもありますが、多くの中小企業や個人事業主は「年1回」が基本です。

(参考:国税庁|予定納税制度

2025年 予定納税カレンダー

下記のカレンダーで、納期限をひと目で確認できます。

税目 納期限
7月 所得税

2025年7月31日(木)

8月 消費税

2025年9月1日(月)

11月 所得税 2025年12月1日(月)
翌年3月 確定申告(差額精算) 2026年3月16日(月)予定

👉 ポイントは「7月末」と「11月末」。この2つをしっかりカレンダーに記録しておきましょう。

予定納税を忘れないための工夫

リマインダー設定

スマホやGoogleカレンダーに「納付期限」を登録し、数日前に通知が来るようにしておくと安心です。

資金繰りの事前準備

納付額は前年の申告をもとに決まります。余裕をもって納税用の口座を分けておくと、急な出費に困るリスクを減らせます。

ダイレクト納付や口座振替の活用

e-Taxを利用すれば、銀行口座からの引き落とし(口座振替)が可能です。納付忘れ防止にもなり、特に忙しい経営者の方におすすめです。

よくある質問(Q&A)

Q1. 納付期限を過ぎてしまった場合はどうなりますか?

A. 延滞税が加算される可能性があります。期限内納付が基本ですが、すぐに納めれば負担を最小限に抑えられます。

Q2. 売上が落ち込んで納税が厳しいときはどうすればいいですか?

A. 所得税・消費税どちらも「予定納税の減額申請」が可能です。税理士に相談の上、税務署へ申請することで負担を軽くできる場合があります。

まとめ|2025年の予定納税は7月と11月を要チェック!

予定納税は「前払いの税金」であり、資金繰りにも直結します。
2025年は 7月31日(木)12月1日(月) が大事な納付期限です。忘れないようにスケジュールを押さえ、余裕をもって資金を準備しておきましょう。

税理士法人ビジョン・ナビでは、予定納税の計算・減額申請・資金繰り対策までサポートしています。
「うちの納付額はいくら?」「資金繰りが心配…」といった不安をお持ちの方は、ぜひ無料相談をご活用ください。

税理士 林遼平
執筆者:税理士 林遼平
林 遼平(はやし・りょうへい)税理士登録番号:124948号 税理士法人ビジョン・ナビ代表社員。京都出身。大学在学中に公認会計士試験に合格し、東京の監査法人にて上場企業の監査業務を担当。地元京都に戻り、平成29年より現法人の代表社員に就任。税務・会計に加え、IT導入支援や経営計画、労務対応にも精通。公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士の4資格を保有し、中小企業の経営支援に力を注いでいる。