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繁忙期でも納税を忘れない!中小企業のための税務管理術

税理士 林遼平

税理士 林遼平

こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!

「忙しくて気づいたら納付期限が過ぎていた…」
「繁忙期は現場が優先で、税務まで手が回らない…」

中小企業や個人事業主の方から、そんな声をよく聞きます。特に決算期や繁忙期には、納税業務が後回しになりやすいものです。しかし納税を忘れると延滞税や加算税といった余計なコストが発生し、経営に悪影響を与えます。

この記事では、繁忙期でも納税を忘れないための実践的な税務管理術 をわかりやすくご紹介します。仕組みを整えれば、どんなに忙しい時期でも安心して本業に集中できます。

なぜ繁忙期に納税を忘れてしまうのか

業務の優先順位が変わるから

繁忙期は売上や顧客対応が最優先になり、経理や税務の業務が後回しになりがちです。結果として、納付期限をうっかり過ぎてしまうことがあります。

担当者への負担集中

中小企業では、経理担当者が少数または兼任の場合が多く、繁忙期は人手不足になりやすいのも要因です。

繁忙期でも納税を忘れないための管理術

1. 税務カレンダーを前倒しで作成する

繁忙期に入る前に、年間の税務カレンダー を作成しておくことが基本です。期限を事前に見える化することで、忙しい時期でも迷わず行動できます。

2. リマインド機能を活用する

GoogleカレンダーやOutlookなどに納付期限を入力し、1週間前と前日に通知が届くよう設定しましょう。スマホ連動で外出中でも確認できます。

3. 自動振替・ダイレクト納付を導入する

法人税や消費税などは「口座振替」や「e-Tax(ダイレクト納付)」が可能です。自動引き落としにすれば、手続きの手間が省け、忘れ防止に直結します。

4. 社内のダブルチェック体制を構築する

担当者一人だけに任せず、代表者や別の社員とチェックリストを共有しましょう。繁忙期は特に確認漏れが起こりやすいため、複数人の目が安心材料になります。

5. 税理士にスケジュール管理を依頼する

顧問税理士と契約していれば、申告や納付の期限を事前に案内してもらえます。繁忙期は「専門家に任せて本業に集中」することが、経営効率化の近道です。

ポイント整理(チェックリスト)

繁忙期でも納税を忘れないために、次のポイントを押さえておきましょう。

  • ✅ 年間の税務カレンダーを事前に準備

  • ✅ カレンダーアプリでリマインド設定

  • ✅ 口座振替やe-Taxの自動納付を利用

  • ✅ 社内でダブルチェック体制をとる

  • ✅ 税理士とスケジュールを共有

よくある質問Q&A

Q1. 自動振替を申し込めば100%安心ですか?

A. 基本的には安心ですが、口座残高不足の場合は引き落としができません。必ず残高確認を事前に行うことが大切です。

Q2. 税務カレンダーはどこから入手できますか?

A. 国税庁や地方自治体のホームページで税目ごとの期限を確認できます。(参考:国税庁|納付の期限
また、自社に合わせたカレンダーを税理士に作成してもらうのもおすすめです。

まとめ

繁忙期こそ、納税の仕組みを整えておくことが経営の安心につながります。税務管理をルーティン化し、リマインドや自動納付を取り入れることで、「うっかり忘れ」は防げます。

私たち「税理士法人ビジョン・ナビ」では、税務スケジュール管理から資金繰りを考慮した納税計画まで、トータルでサポートしています。

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税理士 林遼平
執筆者:税理士 林遼平
林 遼平(はやし・りょうへい)税理士登録番号:124948号 税理士法人ビジョン・ナビ代表社員。京都出身。大学在学中に公認会計士試験に合格し、東京の監査法人にて上場企業の監査業務を担当。地元京都に戻り、平成29年より現法人の代表社員に就任。税務・会計に加え、IT導入支援や経営計画、労務対応にも精通。公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士の4資格を保有し、中小企業の経営支援に力を注いでいる。