|経理を「任せきり」にしていませんか?
「経理はスタッフや外部に任せているから、自分は詳しくなくていい」
「数字は決算のときに分かれば十分」
このように考えている中小企業経営者・個人事業主の方は少なくありません。
確かに、経理は専門性が高く、すべてを経営者が行う必要はありません。
しかし一方で、経理の役割を理解していないことが、経営判断の遅れやミスにつながるケースも多く見られます。
経理は単なる「記帳作業」ではなく、
会社の現状を正しく把握し、未来の意思決定を支える重要な役割を担っています。
この記事では、経営者が最低限知っておくべき
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経理の本来の役割
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経営と経理の関係
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経理を活かすための考え方
を、分かりやすく解説します。
経理の役割とは何か?【基本を整理】
経理は「過去を記録する仕事」
経理の基本的な役割は、会社で起きたお金の動きを正確に記録することです。
具体的には、
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売上・経費の記録
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請求書や領収書の管理
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現金・預金残高の管理
などが該当します。
これらはすべて「過去に起きた事実」を数字で表す作業です。
この記録が正確でなければ、会社の実態は見えてきません。
経理は「数字で会社の健康状態を示す」
経理データをもとに作成されるのが、試算表や決算書です。
これらは、いわば会社の健康診断書です。
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利益は出ているか
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資金繰りは問題ないか
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借入金は増えすぎていないか
こうした判断は、正しい経理データがあってこそ可能になります。
経営と経理は切り離せない関係
経営判断は数字が根拠になる
経営者は日々、多くの判断をしています。
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新しい設備投資をするか
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人を採用するか
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値上げを検討するか
これらの判断を「感覚」だけで行うのは非常に危険です。
経理が作る数字は、経営判断の根拠となります。
月次の試算表を見れば、「今、動いても大丈夫か」「少し様子を見るべきか」が見えてきます。
経理が弱いと経営リスクが高まる
経理の役割を軽視すると、次のようなリスクが生じます。
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利益が出ていると思ったら、実は資金が足りない
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税金の見込みが甘く、納税時に慌てる
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問題に気づいたときには手遅れ
これらはすべて、経理情報を経営に活かせていないことが原因です。
経営者が押さえるべき経理との関わり方
経営者が「すべてやる」必要はない
誤解されがちですが、
経営者が仕訳や入力を細かく行う必要はありません。
重要なのは、
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経理がどんな役割を果たしているかを理解する
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出てきた数字をどう使うかを考える
この2点です。
経理は「任せる」、判断は「経営者が行う」。
この役割分担が理想的です。
経理担当・税理士との連携が重要
経理の役割を最大限に活かすには、
経理担当者や税理士とのコミュニケーションが欠かせません。
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数字の見方を説明してもらう
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気になる点を質問する
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定期的に数字を確認する
こうした積み重ねが、経営の精度を高めます。
税務に関する基本情報は、国税庁の公式サイトでも確認できます。
▶ 国税庁公式サイト
https://www.nta.go.jp/
ポイント整理|経営者が理解すべき経理の役割
経理の役割まとめ
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お金の動きを正確に記録する
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会社の状態を数字で示す
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経営判断の材料を提供する
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税務リスクを防ぐ
経営者と経理の役割分担
| 項目 | 経営者 | 経理・税理士 |
|---|---|---|
| 日々の記帳 | ○ | |
| 数字の確認 | ○ | ○ |
| 経営判断 | ○ | |
| 税務対応 | ○ |
この関係を意識することで、経理は経営の強い味方になります。
よくある質問(Q&A)
Q1. 経理が苦手な経営者でも大丈夫ですか?
問題ありません。
大切なのは「完璧に理解すること」ではなく、
数字に関心を持ち、分からないことを聞く姿勢です。
Q2. 試算表はどのくらいの頻度で見るべきですか?
理想は毎月1回です。
月次で確認することで、問題の早期発見につながります。
重要な項目を日々確認できると経理に強い会社です。
まとめ|経理を理解することが、強い経営につながる
経理は単なる裏方業務ではなく、
経営を支える重要な役割を担っています。
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経理を理解する
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数字を経営に活かす
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専門家と連携する
この3点を意識するだけで、経営の質は大きく変わります。
税理士法人ビジョン・ナビでは、
経営者に分かりやすく数字を伝えることを大切にしています。
「数字が苦手」
「経理を経営に活かしたい」
そう感じた方は、ぜひ【無料相談】をご利用ください。
貴社の状況に合わせて、最適な経理・税務の関わり方をご提案します。
税理士からの一言
優秀な会社には必ずと言っていいほど、優秀な経理もしくは業績を把握する仕組みがあります。自社で確保が難しい場合にはある程度の規模になるまで外部に頼むのがベストです。