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税理士が求人市場を語る!採用成功のポイントと注意点

税理士 林遼平

税理士 林遼平

こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!

「求人を出しても応募が来ない…」
「せっかく採用してもすぐ辞めてしまう」

こうした悩みを抱えている中小企業の経営者や個人事業主の方は多いのではないでしょうか。実は、採用市場は今、大きな変化の真っ只中にあります。

私たち税理士は、日頃から多くの企業の経営状況や人件費の相談に携わっていますが、最近では「人材確保」に関する相談が急増しています。

この記事では、税理士の視点から見た“採用活動の実態”と、成功のために押さえておきたい具体的なポイント、注意点を分かりやすく解説します。採用に関してモヤモヤしている経営者の方に、きっと役立つヒントがあるはずです。

求人市場の変化と中小企業への影響

今は「売り手市場」、応募が集まりにくい時代

少子高齢化により、労働人口は年々減少しています。結果として、求職者よりも求人の方が多い「売り手市場」が続いています。
特に中小企業は、大手と比較して知名度や待遇面で劣るため、応募数そのものが少なくなる傾向にあります。

採用コストの増加と「失敗」のリスク

求人媒体の掲載料、エージェントの紹介手数料、採用後の教育コストなど、採用活動にはお金と時間がかかるのが現実です。
それにも関わらず、ミスマッチで早期退職されてしまうと、経営的なダメージは大きいものになります。

税理士が考える「採用成功」のための視点

採用も「投資」と考える

税理士として経営分析をしていると、「人材にお金をかけること」に抵抗を持つ経営者の方も多く見受けられます。
ですが、良い人材は長期的に見て利益を生む資産です。安易なコスト削減ではなく、“投資対効果”という視点で採用を捉えることが重要です。

「人材要件」を明確にする

よくある失敗が、「誰でもいいから来てほしい」と求人を出してしまうことです。

  • どんな業務を任せたいのか

  • どんなスキルや人柄が必要なのか

これらをしっかり定義し、求人票や面接で伝えることが、採用ミスマッチを防ぐ最大のポイントになります。

採用活動でよくあるつまずきと改善策

求人票の内容が魅力的でない

「未経験OK」「アットホームな職場です」だけでは、今の求職者には響きません。
仕事のやりがい、成長機会、具体的なキャリアパスなどを伝える工夫が必要です。

【改善例】
❌「頑張り次第で昇給あり」
✅「3ヶ月に1回評価制度あり/昇給実績 年2回」

面接が「試験の場」になってしまっている

面接では企業側も「選ばれている立場」であることを忘れがちです。
一方的に質問するだけでなく、働く環境・理念・制度などをしっかり説明することで、求職者の信頼を得られます。

中小企業におすすめの採用手法

採用媒体だけに頼らず、複数チャネルを活用

求人サイトだけでなく、以下のような手段も組み合わせると効果的です。

  • ハローワークの活用

  • SNS・自社ホームページでの採用情報発信

  • スタッフからの紹介(リファラル採用)

特にリファラル採用は定着率が高く、採用コストも低いので中小企業に適しています。

採用後のオンボーディングを整備

採用して終わりではなく、入社後のフォローも重要です。

  • 教育体制

  • フィードバックの仕組み

  • 人事評価の透明性

これらを整えておくことで、早期離職を防ぎ、長く働ける職場づくりにつながります。

採用成功のポイントまとめ

ポイント 解説
売り手市場であることを認識 人材が「選ぶ時代」であることを理解し、魅力を伝える必要がある
採用を“コスト”でなく“投資”と捉える 人材は利益を生む資産であり、中長期で考えることが重要
求人内容を具体的にする 募集要項を明確にし、応募者とのミスマッチを防ぐ
採用チャネルを複数持つ 媒体依存を避け、SNS・紹介など柔軟な手法を取り入れる
入社後のフォロー体制がカギ オンボーディングを整えることで定着率アップに貢献

よくある質問Q&A

Q1. 採用活動の費用は経費として落とせますか?
A. はい、求人広告費や紹介手数料、面接時の交通費補助などは経費として計上可能です。税務上も問題ありません。

Q2. 小規模事業者でも採用にSNSを活用するメリットはありますか?
A. あります。特に若手層の応募を集めるには、InstagramやX(旧Twitter)などでの発信が効果的です。事業内容や働く雰囲気を伝える場として活用できます。

まとめ:採用は「未来への投資」。戦略的に取り組もう!

採用活動は、企業の未来をつくる「経営戦略の一部」です。
税理士として多くの企業の経営を見てきたからこそ断言できるのは、採用に本気で取り組む企業ほど、組織が成長するということです。

📞 税理士法人ビジョン・ナビでは、採用コストの見直しや補助金活用、人件費バランスの最適化など、経営面からのサポートも行っています。
「採用が上手くいかない…」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

税理士 林遼平
執筆者:税理士 林遼平
林 遼平(はやし・りょうへい)税理士登録番号:124948号 税理士法人ビジョン・ナビ代表社員。京都出身。大学在学中に公認会計士試験に合格し、東京の監査法人にて上場企業の監査業務を担当。地元京都に戻り、平成29年より現法人の代表社員に就任。税務・会計に加え、IT導入支援や経営計画、労務対応にも精通。公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士の4資格を保有し、中小企業の経営支援に力を注いでいる。