|「経理が回らない…」その原因は見えていますか?
「毎月、経理に追われている感覚がある」
「何に時間がかかっているのか、正直よく分からない」
「経理を改善したいが、どこから手をつければいいのか不明」
これは多くの中小企業経営者・個人事業主の方が抱える共通の悩みです。
特に小規模な組織では、経理業務が属人化しやすく、「何となく今のやり方を続けている」ケースも少なくありません。
そこで重要になるのが、経理業務の棚卸しです。
棚卸しを行うことで、今まで見えなかった非効率やムダが「見える化」され、改善ポイントが明確になります。
本記事では、経理業務を整理し、効率化につなげるための具体的な棚卸し方法を、専門家の視点で分かりやすく解説します。
経理業務の棚卸しとは何か?
なぜ経理業務に棚卸しが必要なのか
棚卸しというと「在庫管理」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
経理業務における棚卸しとは、業務内容・手順・時間の使い方を洗い出すことを指します。
経理は日々のルーティン業務が多いため、
-
非効率な作業に気づきにくい
-
昔のやり方がそのまま残りやすい
-
「忙しい=仕方ない」と思い込んでしまう
といった傾向があります。
棚卸しを行うことで、「本当に必要な作業」と「見直せる作業」を区別できるようになります。
棚卸しで得られる3つの効果
経理業務を棚卸しすることで、次のような効果が期待できます。
-
作業時間のムダが明確になる
-
属人化している業務が見える
-
外注・システム化の判断がしやすくなる
つまり、経理改善のスタートラインに立つための作業が棚卸しなのです。
経理業務の棚卸しの進め方【基本ステップ】
① 現在の経理業務をすべて書き出す
まずは、今行っている経理業務を漏れなく書き出すことが重要です。
ポイントは「細かく分解する」ことです。
例としては、
-
領収書の回収
-
領収書の整理・保管
-
仕訳入力
-
銀行明細の確認
-
請求書の発行
-
支払管理
-
決算・申告準備
など、「誰が・いつ・どのくらい時間をかけているか」まで書き出します。
ここで初めて、「思っていた以上に作業が多い」と気づく経営者の方も少なくありません。
② 時間と頻度を可視化する
次に、それぞれの業務について、
-
月に何回行っているか
-
1回あたり何分かかっているか
を整理します。
例えば、「領収書整理に月5時間」「仕訳入力に月10時間」など、
時間ベースで可視化することが重要です。
感覚ではなく、数字で見ることで、非効率な業務がはっきりします。
非効率を見える化するチェックポイント
「人でやる必要があるか?」を考える
棚卸しの際に必ず確認したいのが、
その作業は本当に人がやる必要があるか?という視点です。
例えば、
-
銀行明細の手入力
-
同じ内容の繰り返し仕訳
-
手作業での集計
これらは、クラウド会計ソフトを使えば自動化できる可能性が高い業務です。
人がやるべき業務と、仕組みに任せる業務を分けることが効率化の鍵です。
「社長がやる必要があるか?」を見直す
小規模企業では、社長自ら経理を行っているケースも多いですが、
棚卸しの際には「社長がやるべき仕事か?」という視点も重要です。
社長の時間は、営業・戦略・意思決定に使うべき貴重な資源です。
経理作業に多くの時間を取られている場合、それ自体が経営上のリスクとも言えます。
ポイント整理|経理業務棚卸しの実践リスト
棚卸しチェックリスト
-
経理業務をすべて書き出しているか
-
作業時間・頻度を数値で把握しているか
-
属人化している業務はないか
-
システム化できる業務はないか
-
外注した方が効率的な業務はないか
見直し判断の目安表
| 業務内容 | 見直しの方向性 |
|---|---|
| 仕訳入力 | 自動化・外注 |
| 請求書発行 | システム化 |
| 決算・申告 | 税理士へ依頼 |
| 経費精算 | ルール簡略化 |
この整理ができると、次の改善ステップへスムーズに進めます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 経理の棚卸しはどれくらいの頻度で行うべきですか?
最低でも年に1回、可能であれば体制変更や事業拡大のタイミングで行うのがおすすめです。
業務は知らないうちに増えていくため、定期的な見直しが重要です。
Q2. 棚卸しをしても、改善方法が分かりません
その場合は、税理士などの専門家に相談することが有効です。
第三者の視点で見ることで、「自社では当たり前」だった非効率に気づけます。
税制や経理ルールについては、国税庁の公式情報も参考になります。
▶ 国税庁公式サイト
https://www.nta.go.jp/
まとめ|経理業務の棚卸しが経営改善の第一歩
経理業務の棚卸しは、単なる作業整理ではありません。
経営者の時間を取り戻し、会社の数字を活かすための重要な取り組みです。
-
ムダな作業を減らす
-
非効率を見える化する
-
仕組み化・外注を検討する
これらを進めることで、経理は「負担」から「経営の武器」へと変わります。
税理士法人ビジョン・ナビでは、
経理業務の棚卸しから改善提案までを一貫してサポートしています。
「うちの経理、どこが非効率なのか知りたい」
「専門家の視点でアドバイスがほしい」
そう感じた方は、ぜひ【無料相談】をご利用ください。
経営者の立場に寄り添い、最適な改善策をご提案いたします。
