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税理士と顧問契約を結ぶ前に確認すべき7つのチェックリスト

税理士 林遼平

税理士 林遼平

契約してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために

「税理士と顧問契約を結んだけど、思っていたサポートが受けられなかった…」
「顧問料は安いけれど、質問がしにくくて困っている」

そんな声をよく耳にします。
税理士との顧問契約は、長期的な信頼関係を前提にした“パートナー契約”です。
しかし契約前にしっかり確認しておかないと、後々トラブルや不満につながることも少なくありません。

この記事では、税理士法人ビジョン・ナビの経験をもとに、
契約前に必ず確認しておきたい7つのチェックリストを解説します。
「信頼できる税理士」と出会うためのポイントを押さえて、安心して顧問契約を結びましょう。

税理士との顧問契約とは?基本をおさらい税理士顧問契約の目的

顧問契約とは、税理士が継続的に会計・税務・経営をサポートする契約です。
決算・申告だけでなく、月次処理や税務相談、節税提案、資金繰りアドバイスなどが含まれるのが一般的です。
経営者にとっては、「数字を整理する人」ではなく「経営を支える相談役」としての存在になります。

顧問料の相場と契約内容の違い

顧問料の相場は、会社の規模や業種によって異なりますが、月額3万〜5万円前後が一般的です。
ただし、同じ料金でもサービス範囲が大きく違うことがあるため、「何が含まれているのか」を明確に確認することが重要です。
(参考:日本税理士会連合会

契約前に確認すべき7つのチェックリスト

① 業務範囲は明確になっているか

「月次顧問料にどこまで含まれているか」は最も重要なポイントです。
たとえば、

  • 決算・申告は別料金か

  • 節税提案・税務相談は月額内で可能か

  • 融資サポートや補助金相談は含まれるか

これらを曖昧なまま契約すると、後から追加費用が発生するケースもあります。

② 対応スピードはどうか

税務の相談は「今すぐ聞きたい」場面が多いものです。
返信が遅い、質問が放置されるといったことがあると、経営判断にも影響します。
契約前に「問い合わせへの返答目安」や「連絡手段(メール・LINE・電話など)」を確認しておくと安心です。

③ 担当者との相性・人柄

どれだけ実績がある税理士でも、相性が悪ければ長続きしません。
面談時に「話しやすいか」「質問しやすい雰囲気か」「専門用語をかみ砕いて説明してくれるか」を見極めましょう。
経営の悩みを安心して相談できる“空気感”が大切です。

④ 提案力があるか

優れた税理士は、数字をまとめるだけでなく「次の一手」を提案してくれます。
たとえば、

  • 節税のタイミングと方法

  • 銀行融資に強い決算書の作り方

  • 補助金・助成金の活用アドバイス

これらの“攻めのサポート”ができるかどうかが、顧問契約の価値を左右します。

⑤ 経営に関する視点を持っているか

経営は税金だけでは成り立ちません。
資金繰り・人件費・設備投資など、総合的に判断する力が求められます。
単なる「会計処理屋」ではなく、経営者の立場で考えられる税理士かどうかを確認しましょう。

⑥ 顧問料の仕組み・追加費用の有無

顧問料が安いほど魅力的に見えますが、安い理由を必ず確認しましょう。
たとえば、

  • 訪問回数が少ない

  • 相談が有料オプション

  • 決算申告が別料金
    というケースもあります。
    トータルコストで比較することが重要です。

⑦ 引き継ぎ・担当体制の安定性

担当者の入れ替わりが激しい事務所では、引き継ぎミスや情報共有の漏れが起きやすくなります。
契約前に「担当変更時の体制」や「複数人でのサポート体制」が整っているか確認しましょう。

ポイント整理|後悔しない税理士選びのコツ

チェック項目 確認ポイント
業務範囲 顧問料に含まれる内容を明確にする
対応スピード 連絡手段と返答の早さを確認
相性・人柄 話しやすさ・信頼感を重視
提案力 節税・融資などの提案があるか
経営視点 数字だけでなく経営を理解してくれるか
顧問料 安さだけでなくトータルコストを比較
担当体制 引き継ぎやサポート体制の安定性

7項目すべてに「YES」と答えられれば、安心して契約できる可能性が高いといえます。

よくある質問Q&A

Q1:契約前にお試し相談はできますか?
A:多くの税理士事務所では、初回無料相談を実施しています。
税理士法人ビジョン・ナビでも、経営課題のヒアリングから契約内容のご提案まで無料で対応しております。
実際に話してみることで、相性を確かめるのが一番です。

Q2:契約後に担当者を変更してもらうことは可能ですか?
A:可能な場合が多いですが、事務所によってルールが異なります。
複数担当制やチーム制を採用している事務所を選ぶと、スムーズに引き継ぎができ安心です。

まとめ:信頼できる税理士と出会うことが、経営を変える第一歩

税理士との顧問契約は、単なる「外注契約」ではなく、経営のパートナーシップです。
だからこそ、料金よりも「信頼」「提案力」「対応力」を重視して選ぶことが大切です。

税理士法人ビジョン・ナビでは、

  • 経営者の立場に立った丁寧なサポート

  • 提案力のある節税・資金繰り対策

  • 安心の担当チーム制

を強みとし、長く信頼できる顧問関係を築いています。

「これから税理士と契約したい」「今の税理士に不満がある」
そんな方は、ぜひ無料相談をご利用ください。
あなたの会社に最適なサポート体制をご提案いたします。

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税理士 林遼平
執筆者:税理士 林遼平
林 遼平(はやし・りょうへい)税理士登録番号:124948号 税理士法人ビジョン・ナビ代表社員。京都出身。大学在学中に公認会計士試験に合格し、東京の監査法人にて上場企業の監査業務を担当。地元京都に戻り、平成29年より現法人の代表社員に就任。税務・会計に加え、IT導入支援や経営計画、労務対応にも精通。公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士の4資格を保有し、中小企業の経営支援に力を注いでいる。