相続税金対策を始めるなら知るべき基本の3ステップ
相続税
こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!
「うちはまだ相続の話なんて早いよ」――そう思っていませんか?
実は、相続税の対策は“元気なうちに”始めるのが鉄則です。
相続は突然起こります。そして、何の準備もないと多額の税金や家族のトラブルに発展することも少なくありません。
この記事では、相続対策を考え始めたばかりの方向けに、まず押さえておくべき3つの基本ステップを分かりやすくご紹介します。
相続税対策に不安を感じている方や、何から手をつけていいか分からない方に向けて、信頼できる第一歩をサポートします。
ステップ① 相続財産の把握をする
相続対策の第一歩は、どんな財産があるかを把握することです。
・預貯金
・不動産
・株式・投資信託
・生命保険
・自社株など
中小企業経営者の方は、会社の株や事業用資産が含まれるケースも多く、専門的な確認が必要になります。
次に確認したいのが、「相続税がかかるかどうか」です。
相続税には**基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)**があります。
まずはこの控除内で収まるかどうかを試算してみましょう。
ステップ② 節税対策を検討する
相続税の節税策で代表的なのが「生前贈与」です。
・年間110万円まで非課税(暦年課税)
・相続時精算課税制度の活用
特に事業承継を考えている方は、早期からの計画的贈与が有効です。
また、生命保険の活用も効果的です。
死亡保険金には、法定相続人1人あたり500万円の非課税枠があります。
例えば、3人いれば1,500万円まで非課税にできる計算です。
保険の見直しだけで、大きな節税につながることもあります。
ステップ③「争族」を防ぐための遺言・分割対策
相続トラブルで一番多いのが、財産の分け方をめぐる「家族間の争い」です。
遺言書があれば、分割の方針を明確に残せるため、将来の揉め事を防ぐことができます。
特に、以下のケースでは遺言書の作成がおすすめです。
-
法定相続人以外に渡したい財産がある
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子ども同士の関係が複雑
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事業承継を特定の人に行う予定がある
また、相続税は原則として“現金で一括納付”が求められます。
不動産ばかりで現金が少ないと、納税のために資産売却を余儀なくされることも…。
そのためにも、現金化の計画や保険での資金準備は重要です。
相続税対策:基本の3ステップまとめ
ステップ | 内容の概要 |
---|---|
財産の把握 | 自分の財産全体を整理し、相続税がかかるか試算する |
節税の検討 | 生前贈与・保険・事業承継などで早めに対策を始める |
分割・納税対策 | 遺言でトラブルを防ぎ、現金での納税準備をしておく |
よくある質問Q&A
Q1. 相続税がかかる人はどのくらいの割合ですか?
A. 実は相続税が発生するのは全体の約8〜9%程度です。ただし都市部や不動産を多く持つ家庭では、対象となる可能性が高まります。
Q2. 相続対策を税理士に相談すると、どんなことをしてくれますか?
A. 財産の洗い出し、税額試算、節税プランの提案、遺言作成のサポート、事業承継対策など、総合的なアドバイスを行います。
まとめ:相続税対策は「早めの行動」がすべて
相続税対策は、「元気な今だからこそ」始めるべき取り組みです。
放置すると、家族に税金・手続き・感情の負担を残してしまうことも。
📞 税理士法人ビジョン・ナビでは、相続対策のご相談を無料で承っています。
まずはお気軽に、未来への備えを一緒に考えてみませんか?
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著者情報
税理士法人ビジョン・ナビ|代表税理士 林 遼平
相続税・事業承継・法人税務に精通。難しい話をわかりやすく伝えることをモットーに、家族や経営者の「安心」をサポートします。