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税金対策で会社を守る!節税のプロが教える実践テクニック

作成者: 税理士法人ビジョン・ナビ|2025.06.08

こんにちは、税理士法人ビジョン・ナビです!

「利益は出ているのに、手元にお金が残らない…」
「決算前に慌てて税金対策をしようとしている…」

そんな悩みを抱える経営者の方、多いのではないでしょうか?

節税対策は、単に税金を減らすだけでなく、会社を守るための「防衛策」でもあります。
この記事では、税理士の立場から中小企業が実践できる節税テクニックを、今日から取り入れられる形でお届けします。

節税は経営戦略の一部

税金対策は“経費の調整”や“帳簿上の操作”ではありません。
合法的かつ効果的に「利益を活かす仕組みづくり」が重要です。

税務署との関係を良好に保ちつつ、会社にお金を残す方法を一緒に見ていきましょう。

今すぐ使える!実践的節税テクニック

1. 決算前に「費用の前倒し」を検討する

来期の支出が明確に決まっている場合、それを前倒しで計上することで当期の利益を圧縮できます。

  • 備品の購入(少額なら即時償却も可能)

  • 広告費の先払い

  • 外注費・コンサル料の前払い契約

👉 注意点:業務実態が伴わない前払いは否認されるリスクがあるため、実務との整合性が重要です。

2. 交際費の上限をフル活用する

中小企業の場合、年間800万円までは交際費として損金に算入できます(一定の条件あり)。
従業員との親睦を深める懇親会なども対象になる場合があるので、社内ルールを整えて有効活用しましょう。

3. 中小企業倒産防止共済の活用

掛金が全額損金になるうえ、資金繰りの備えにもなる制度です。
最大800万円まで積み立て可能で、急な取引先倒産にも対応できます。

👉 節税+安全資金の確保ができる「一石二鳥」の対策です。

4. 役員報酬の適正設定

利益が出た年に役員報酬の金額を見直すことで、法人税と個人所得税のバランスを最適化できます。
役員報酬は原則として期首で決定しなければなりませんので、毎年の見直しが重要です。

5. 資産の減価償却のタイミング調整

固定資産の取得時期や償却方法(定額法・定率法など)によって、費用計上のタイミングをコントロールできます。
また、遊休資産の見直しも期末の利益調整に役立つことがあります。

節税を成功させる3つのルール

ルール 内容
合法性が最優先 節税と脱税の境界は紙一重。ルールに則った対策を
計画性がカギ 決算直前よりも、早い時期からの準備が効果的
専門家と連携 税理士と定期的に相談することで、無理なく最大限の効果が得られる

よくある質問Q&A

Q1. 決算ギリギリでもできる節税はありますか?

A. はい。経費の前倒しや共済制度の加入など、即効性のある対策もあります。ただし、十分な効果を得るには早めの計画が理想です。

Q2. 節税ばかり考えて利益が出ないのは問題ですか?

A. 節税は目的ではなく、利益を活かすための手段です。あくまで健全な経営とバランスを取ることが大切です。

まとめ:節税でキャッシュを守り、会社を強くする

節税は、会社の資金繰りを安定させ、経営の選択肢を広げるための有効な手段です。
そのためには、単なるテクニックに頼るのではなく、経営全体を見据えた対策が必要になります。

税理士法人ビジョン・ナビでは、会社の状況に合わせたオーダーメイドの税金対策をご提案しています。
まずはお気軽に、無料相談でお悩みをお聞かせください。

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著者情報

税理士法人ビジョン・ナビ|代表税理士 林 遼平(登録番号 124948号)
中小企業や個人事業主の「本気の節税」を支援。経営者に寄り添い、実行可能な節税をサポートしています。